こんにちは(❁´◡`❁)
住宅アドバイザーの勝田です。
今回は、ZEH(読み方:ゼッチ)についてお伝えしたいと思います。
ZEHとは、Net Zero Energy Houseの略で、
一言で説明すると「年間の1次エネルギー収支がゼロ以下になる住宅」のことです。
ちなみに1次エネルギーとは、石炭や石油、天然ガス、火力、水力、風力、原子力、太陽光など、自然から採取するエネルギーのことです。
しかし、1次エネルギーも無限にあるわけではありません。
消費し続ければ無くなってしまいます。
そこで日本は1次エネルギーの減少を食い止めるべく、特に「建築」に目を向けました。
何故なら、建築部門は日本のエネルギー消費量の3割以上を占めるほど、1次エネルギーを消費しているからです。
家の断熱性を高めたり、省エネ機器を導入したりすることで使用するエネルギーを減らすと同時に、
太陽光発電などでエネルギーを創り出すことによって、エネルギーの収支をゼロ、もしくは作り出すエネルギー量の方が多い状態を目指します。
ものすごくシンプルに表現すると、「めちゃくちゃ地球環境にやさしい住宅」のことです。
ZEHを理解するためには、欠かせない「断熱」「省エネ」「創エネ」という3つのキーワードについて解説します。
断熱
断熱をすることで、家の中は外気の影響を受けにくくなり、快適に過ごすことができるようになります。
また、家全体の温度差が小さくなり、ヒートショックの心配も少なくなります。
高性能な断熱材や窓・サッシなどを取り入れることで、断熱性能を高めることができ、消費エネルギーを最小限に抑えることが可能です。
省エネ
エネルギー収支をゼロにするためには、消費エネルギーをどれだけ削減できるかが鍵となります。
そのためには、電気の消費を抑えることができるエアコンや冷蔵庫などの家電製品や、エコキュートなどの効率の良い給湯システム、寿命が長く消費電力が少ないLED照明を取り入れるなどの工夫が必要です。
創エネ
ZEHの条件の通り消費エネルギーをゼロ以下にするには、創エネ設備を導入して消費エネルギー以上の電力を創り出さなければいけません。
創エネに方法には、太陽光発電や家庭用燃料電池(エネファーム)などがあります。
さらに、発電したエネルギーを蓄電池を使って貯めておけば、より効率的な電力の自給自足が可能です。
ZEHのメリット①冬暖かく、夏に涼しい
・ヒートショックのリスクを軽減
実は毎年ヒートショックで亡くなる方は推定17,000人にものぼります。
これは、交通事故死亡者数の4倍以上です。
断熱性能を高めることは省エネに繋がるとともに、住む人の命、家族の命を守ることなんです。
ZEHのメリット②健康を改善・健康を保つ
・カビ、ダニを抑制
家の断熱性能を高めることで室内の気温変化を少なくすることができ、結露や湿気を防ぐことができます。
結露や湿気をコントロールすることで、カビやダニの増殖を防ぐことができます。
ZEHのメリット③お財布にやさしい
ZEH仕様で注文住宅を建てると建築費用は高くなります!(おおむね400~600万円高くなります)
でも「省エネ」&「創エネ」で光熱費を0円にすることすら可能なのです!
ZEHのメリット④災害に強い
太陽光発電システムを搭載するZEH仕様は、災害などの時の突然の停電にも対応できます。
停電によって電力が供給されなくても、太陽光発電により電力を自給自足しているからです。
「エコキュート」という省エネ設備をご存知ですか?
空気の熱でお湯を沸かすことができる電気給湯機のことです。
エコキュートはお湯を沸かすために「水」をため込みますので、急に水道が止まってしまったとしても、エコキュートにたまった水を使うことができます。
エコキュートも初期費用(50~80万円程度)はかかりますが、光熱費を抑えることができる高効率な省エネ設備です。
このように、ZEHは災害により停電や断水が起きても、数日間は全く問題なく生活できます。
ZEHは補助金が出る!
ZEHは国が推奨しており、国から補助金が出ます!
ZEHの補助金は「ZEHビルダー」に登録されている住宅会社で建てた場合にのみ、受け取ることができます!
デザインハウス都城・霧島(株式会社ひろ工房)は
ZEHビルダーに登録されています。