こんにちは(❁´◡`❁)
デザインハウス都城・霧島(株式会社ひろ工房)です😊
今回は地盤調査についてお伝えしたいと思います。
地盤とは、建物が立つ土地のことをいいます。
地盤調査とは、
住宅や建物を建てる前にその土地(地盤)が建てようとする住宅の重さに耐えられる土地なのかどうかや
液状化の危険度があるかなどを調査することです。
住宅の重さは間取り(建物階数や木造や軽量鉄骨などの形式)によって異なってきますので、
どのような住宅を建てるか決まってきた際に地盤調査をするのが基本となっています。
地盤の問題とは
軟弱な地盤に家を建てた場合、
地震のときに液状化現象がおきたり、
家の重さに耐えられず家が傾いたり、
壁や基礎にヒビが入ったりすることがあります。
地盤調査でわかること
家を建てる際におこなわれる地盤調査には目的があり、
地盤の強さ、
昔からある土地なのか切土や盛土など宅地造成をおこなった土地なのか、
地下水位の把握、
液状化を起こす可能性、
地中が粘土層なのかなどがわかります。
地盤調査の結果から、地盤の強さにあった建物を建てたり、土地が軟弱な地盤だった場合は、地盤改良の工事をおこなうこともあります。
地盤調査の方法
スクリューウエイト貫入試験(SWS試験、SS試験、旧スウェーデン式サウンディング試験)
一戸建てを建てる際の一般的な地盤調査方法で、
鉄の棒を地面に垂直に差して地盤の強度を調べます。
敷地の4隅(建物を建てる場所が決まっている場合はその場所)と
敷地中央(建物を建てる場所が決まっている場合は建物の中央)の計5カ所で調査するのが一般的です。
費用の相場は、3万円~5万円前後になります。
ボーリング調査(標準貫入試験)
マンションなどの大きな建物を建てる際の調査として一般的におこなわれる方法がボーリング調査です。
地面に円筒状の孔(あな)をあけて、深さ1mごとに強度の計測を実施し、土のサンプルも採取します。
採取した土で土の種類や強度、地下水位の高さなどを調べます。
15万円~30万円前後が相場のようですが、ボーリングで掘る深さが深く掘れば掘るほどその分コストもかかりますので40万~80万円程度になることもあるようです。
表面波探査法
地面に人がわずかに感じ取れる程度の小さな振動をおこし、地面の中を伝わる表面波(レイリー波)の速さを2つの機械で計測し、コンピューターで計測した値を解析する方法です。
5万円~8万円前後が相場のようです。
地盤調査の時期
土地を見つけて購入後、建物のプランなどをハウスメーカーや建設会社などと決め、
資金計画(ローン計画)を立て……など家を建てる際にはさまざまな事を決めていきます。
ある程度建物について決まった段階で地盤調査をすることもあれば、
建物をどのようにするか検討している際に地盤調査をするケースもあります。
地盤調査は、設計者もしくは工事施工者が調査会社へ依頼します。
地盤の強さ(地耐力)は、「KN/㎡(1㎡あたりキロニュートン)」で表されます。
数値が大きいほど、大きな荷重を受けられるので、地盤が強いと言えます。
戸建住宅に必要な地盤の地耐力は、20KN以上が目安となります。
まとめ
マイホームを建てる予算を考えるときには、
万が一のことを考えて、土地の取得費用や住宅の建築費用と合わせて、
地盤改良工事の費用(約100~150万円ほど)も予算として見込んでおくと良いかと思います。
土地や建物のリスクを理解して、予備費などを家づくりの予算に入れておくことが必要だと思います。